ペデストリアンデッキ沿いの保育園

エレメントが寄せ集まった風景

ペデストリアンデッキ沿いの保育園の設計。

駅前から伸びるペデストリアンデッキが直結するビルの地上階にある。目の前には交差点が広がり、自動車が行き交い、ペデストリアンデッキの構造体がそびえ立つ。都市的なスケールのエレメントが寄せ集まった風景が生まれており、こういった関係を室内にも取り込むことを考えた。

今回のテナントはペデストリアンデッキの高さまで、2Fの床レベルがあげられてることで大きな気積が確保されていた。ペデストリアンデッキを支える巨大な脚を模したような作品掲示ゾーンを始め、秘密基地のようなロフトや、保育室同士を繋ぐ覗き穴など、園児のスケールを超えたエレメントを立体的に配置していった。園児たちが活発に動き回る小さな都市が現れた。

所在地:さいたま市
用途:保育所
設計:山道拓人、千葉元生、西川日満里、川田 実可子、葉山翔伍/ツバメアーキテクツ
構造:オーノJAPAN(アドバイス)
サイン:氏デザイン
協力:遠藤照明 林沙紀(照明シミュレーション)
施工:八生建設
施主:社会福祉法人LEAD Care and Education Center
竣工:2022.03
掲載:長谷川健太