コンポスト屋台

都市の土地を耕す

ツバメアーキテクツで設計しているコンポスト屋台。

団地や集合住宅、菜園、農地で生ゴミを回収し、堆肥を作ったり、育てた野菜を配布する。農地や都市を行き来するのでネコ車とショッピングカートのハイブリッドと言えよう。FARM SPOTというコンポストを起点とした場づくりの取り組みで、団地や集合住宅、商業施設の中で使われていく。

 

そのため、有機物が分解していく過程を観察できるように透明バケツを使い、福引機のような機構とすることで、コンポスト化のプロセスを楽しめるデザインとした。手軽なサイズである「ノーマル」とステーションとしての役割も持つ「デラックス」を用意した。使い方としては、手始めに菜園を併設するカフェの運営者が使用することで、生ごみのトレーサビリティを担保しながら小さな循環を試行する。菜園にはバイオネストもつくった。収穫し終わった野菜の残渣を溜めと、コンポストの処理が追いつかない時に生ごみを受け入れるバッファとして使用する。菜園の看板は、既存の柵をサンドイッチするディテールをもち、麻紐で後付けできるようになっていて、カフェと菜園を視覚的につなげる。

 

またコンポスト屋台は、コンポスター以外にも、各所でさまざまな用途で使われたり、魔改造され展示什器などに組み込まれていたりするのが楽しい。

用途:屋台
協力:株式会社Yuinchu
合同会社こたつ
DOJOYラボ
施工:落合製作所
運営:FARM SPOT
竣工:2024.04
写真:ツバメアーキテクツ+Yuinchu