下井草の住宅

住宅街の中、公園に隣接して建つ木造3階建ての住宅である。

前面道路と北側の公園からの明るさを手がかりに、小さな敷地へ自然光を取り込む計画とした。

内部はさまざまな高さの部屋が立体的にぎっしりと詰め込まれ、スパイラル状の動線に沿って配置される。

伸びやかな天高のリビングを中心に、身体の延長のようなダイニングや書斎、外部と連続したサンルーム、1Fの暗くひんやりとした子ども部屋、屋根勾配がそのまま表れた寝室など、部屋は用途ではなく体積によって特徴づけられ、異なる規模をもつ部屋が集合することで暮らしがつくられていく。

2階のアルコーブ状のダイニングは、天井高さを1,800mmに抑え、座りながらくつろげる空間とした。隣接する天井高さ3mのリビングとの対比によって、小さな守られた空間と大きく開放的な空間の対比がつくりだされている。また、平面を3分割するように壁柱を配置することで、同じ室内にいながらも、くつろぐ時の視線が交差しないことを考えた。

所在地:東京都
用途:専用住宅
規模:木造3階建
延床面積:65.42m2
設計:ツバメアーキテクツ
構造:スカラデザイン
外構:en landscape
施工:内田産業
竣工:2026.4
写真:yurika kono